『繁昌亭夜席』

本日の繁昌亭

 
『繁昌亭夜席 〜「猫の日」特集〜』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
本日は「猫の日」ということで、繁昌亭の夜席は「猫の日」特集。
ネコの写真を持って行くと、大入り袋が貰えるという。
 
最初は右喬さん。
演目は「犬の目」。
ただし、イヌをネコに置き換えて演じた。
途中、ネコと言うべき所を、イヌと言ってしまう場面も。
ネコに変えてあるので、オチもアレンジしてある。
商売をしている色々なお店から引っ張りだこになる主人公の男、じっと座って片手を挙げるだけで"招き猫"
の効果を発揮してしまうからというもの。
右喬さんの実家では、三十八匹も猫を飼っているそうな。
 
遊方さんは「猫と金魚」。
東京のネタを覚えたという。
ほぼ一夜漬けで。
もちろん、くすぐりは遊方さん流の濃い味付けに。
猫を一匹飼っている遊方さん、猫の名前はルナ団治とつけているとか。
 
仁勇さんは「猫の皿」。
美術品に関するお噺の際によく使われる、マダムと鏡の小咄の別バージョンのまくら。
 
蝶六さんは「猫の忠信」。
テンポ良く進む。
 
仲入りの後、座談会。
 
舞台下手から、仁勇さん・遊方さん・右喬さん・蝶六さんの順に並ぶ。
ぶっちゃけて、この四人の中では、遊方さんと右喬さんのみが猫好きで、他の方はそうでもないと打ち明けた。
蝶六さんは、「猫の忠信」では終盤に三味線の皮と張られる猫が出てくるので、猫好きのお客さんが集まっていそうなこの会では退かれてしまうのではと演じながら感じていたと仰った。
この座談会に出て居られない鶴志さんは、猫好きというより動物全般がお好きであるとの事。
強面の意外な一面。
 
トリは鶴志さん。
演目は「猫の災難」。
御自身の会でもかける予定なので、今回は東京風の演出にて。
まくらでは、松鶴一門の動物に関する話題を色々と。
 
お客さんが退場の際に、それぞれが持ってこられた猫の写真を提示。
大入り袋を代わりに受け取っていた。
その際、可愛いですねぇ、可愛いですねぇと猫好きの遊方さんの感想。
ちょっとした、うちの子自慢もお客さんの間で見受けられた。
 

  • 笑福亭右喬             「犬の目」
  • 月亭遊方               「猫と金魚」
  • 笑福亭仁勇             「猫の皿」
  • 桂蝶六                「猫の忠信」
  • 仁勇 遊方 右喬 蝶六        トークコーナー
  • 笑福亭鶴志             「猫の災難」