『NEOフレンドリー寄席』に行く。
 
これまでよりゲストが豪華になって、木戸銭が少し騰がった。
しかし客足が落ちていない。
都丸さんの名で足を運んだ方もあった所為か。
たまさんの噺を聴きたい方もおられるだろうし。
 
たまさんの噺はどれもやや諄目の演出が面白い。
「Myselves」は少し手をいれたようだ。
完成形が楽しみ。
夏の噺と冬の噺をされるという試みも○。
情景が浮かびやすい演出に努めて演じておられた。
風景が垣間見られる。
 
たまさんに、映画の試写会の前に落語をするという話が来たそうだ。
作品は『寝ずの番』。
作品の内容に関しても、試写会の前の落語の件に対しても、たまさんの気を悪くさせるものがあったようだが…。
その試写会に行ってみたいなぁ。
 
都丸さんは良い。
そんなもの、私が言及する必要がないくらいに。
 
二番太鼓がやけに力が入っていた。
堪能する程に。
 
落語家さんは自分の会では三度出番があることがあるので、主に使うものと併せて三つの出囃子の曲を持っていることが多い。
今回のたまさんも三回高座にあがる訳で。
最初は「長崎さわぎ」、次の出番は「さよなら人類」、そして三度目の高座にはもう一度「長崎さわぎ」を流した。
二回目の「長崎さわぎ」は吉崎律子さんの唄入り!!
その際、歌詞を書いた紙を舞台脇から掲げるという演出(?)あり。
パンフレットにも出囃子を表記してあり、今回の会は出囃子にもスポットライトを当てていた感じだ。
 

  • 笑福亭たま   「Myselves」(作:たまよね)
  • 桂さん都     「つる」
  • 笑福亭たま   「遊山船」
  • 桂都丸      「鯛」(作:桂三枝)
  • 笑福亭たま   「不動坊」