『三年身籠る』を観る。
 
三年か・・・、「武蔵坊弁慶」や『姑獲鳥の夏』より長い妊娠やね。
 
極めて非日常的なシチュエーションでありながら、周囲の人々は平常に受け入れている。
やたら食事のシーンや台詞が続出する。
生殖と食事。極めて生物的である。
万物の霊長などと思い上がっていても、所詮ヒトもまた動物に過ぎないと思い知らされる。
頭でっかちであるゆえに、本能的な反応が鈍くなったのであろうか。
 
色々と考えさせられる作品。