『浮世の剣-八百町事件噺』読了。
捕物帖である。
主人公は噺家になりたい侍。
短編の各話の題は「首提灯」「黄金餅」「王子の狐」「品川心中」と、落語に因んだものとなっている。
ただ、一つの短編に言及される外題が複数有り、詰め込みすぎに思える。
時流に乗ったやっつけとみるのは穿ちすぎか。
紅羅坊奈丸とう人物が登場するも心学者ではなかったり・・・。
隔靴掻痒の感あり。