2006-06-06 ■ 映画 『花よりもなほ』を観る。 予告編では、若侍の敵討ち話が主に語られていた。 もう一つの柱が「忠臣蔵」だ。 この映画のポスターには登場人物の名前が列記されているので観る前からわかるだろう。 タイトル自体、浅野長矩(浅野内匠頭)の辞世の句「風さそふ 花 よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん」からとられた物だろうから、それも自明の事か。 物語の舞台となった長屋も、落語に出てくる三月裏・八月裏の親戚のような物だ。 落語的世界がそこかしこに見られる。 というより、落語その物のエピソードが出てくる。