皆勤賞

 
『たま・南湖 二人会〜真景累ヶ淵VS寛政力士』に行く。
 
八日間の落語会、目出度く千秋楽を迎えた。
 
「シンケイ累ヶ淵」は前日までに全容を語り終えている。
今日は、壁に貼りだした登場人物相関図と、紙芝居で説明。
舞台ではなく、会場の、横の壁にて演じられた。
たまさんが鉄道で紛失した紙芝居も無事に出てきたようで。
前日出来なかった、素噺で演じた部分を紙芝居での噺でざっとおさらいした。
壁を覆うような大判の模造紙には、系図形式で主な登場人物が書かれている。
全体の話を最初から手短に説明しながら、死亡した登場人物に赤いビニールテープが、たまさんの手により斜めに貼られていく。
全編が終了した際には、殆どの人物が鬼籍に入っている次第が一目でとれる。
 
ゲストの遊方さんは「犬の目」。
遊方さんの古典落語を聴くのは久しぶりだ。
古典を演じるご自分に照れているような様子が観客からしても気恥ずかしい。
 
たまさんは「次の御用日」。
今日限りでこの演目をもうやらないようなことを仰有っていたが・・・。
勿体ない。
奇声が独特で、本当に咽を痛めそうだ。
「彦八まつり」で声を飛ばし、点滴で調子をもどしたそうだが、最後にこういう噺を持ってくるあたりに何か感じるものがある。
 
二組目のゲストは姉様キングス
内容は書きにくいのでパス。
衣装は和風のメイドのよう。
「彦八まつり」では丁稚カフェの屋台をされていたので、そのために用意したのだが、忙しくて披露できなかったそうだ。
  
南湖さんの「寛政力士伝」も今日で終わり。
予定通り進んだ訳ではないけれど、人情味の強い件で終わったので、これはこれで良いかもしれない。
縁があれば、どこかで続きを聴きたくなった。
 

  • 笑福亭たま   「シンケイ累ヶ淵 Final」
  • 月亭遊方     「犬の目」
  • 笑福亭たま   「次の御用日」
  • 姉様キングス  音曲漫才
  • 旭堂南湖     「寛政力士伝 大団円」