『できちゃったらくご!』

 
『第32回 できちゃったらくご!〜オール新作ネタ下ろし〜』に行く。
 
やや少なめか。
他の落語会に流れた?
 
おしどりさんはワイヤーワークに加え、テルミンの演奏も交えての音曲漫才。
パントマイムの動きで奏でられるテルミンというのも乙である。
 
三金さんは奥野君シリーズの新作。
結婚相手の「マキ」さんとはあの人の名前からか?
拍手やらバルーンアートやら、今作も会場参加型の噺。
 
たまさんの新作は、ボクシングが題材。
「拳で語る」部分が今後どのように料理されるかに興味がある。
まくらでは、たまよねでの吉崎さんに関するネタの続きの話をされた。
 
遊方さんはミュージックショップを舞台にしたもの。
うろ覚えのメロディから、曲名を問い合わせするお客と店員とのやりとり。
 
南湖さんの講談は、「時うどん」に登場する「はずれ屋」の屋号の理由と、うどんの不味さの謎解き話。
「時うどん」「親子酒」「風邪うどん」「くっしゃみ講釈」からのネタを織り込んでの構成が秀逸。
講談の由来物の切り口が大変素晴らしい。
うどんをすする仕草が出来ないんです、もツボであった。
まくらで、一昨年の冬に、たまさんや喬若さんしん吉さんと高野山で合宿された際の逸話を話された。
喬若さんの運転する車中で聴いた、様々な演者による「時うどん」集のMDのエピソードが生きている。
 
三風さんの新作はJ2リーガーを主とした、「大安売」っぽい噺。
 
あやめさんがトリ。
NHKの「芋たこなんきん」の収録があったため。
新作は臓器移植を題材としたもの。
グロテスクにならない展開が良い。
 

  • おしどり      音曲漫才
  • 桂三金      「奥野君の結婚式」
  • 笑福亭たま    「ゴングにかけろ」
  • 月亭遊方     「」
  • 旭堂南湖     「時うどん外伝 はずれ屋の由来」
  • 桂三風      「」
  • 桂あやめ     「」

 
※外題が不明のものは後日書き入れすつつもりです。