『TORII寄席』

 
『第150回記念 TORII寄席〜枝雀一門による笑いのパノラマ〜』に行く。
 
大入り。
チケット発売開始時は出演者は未発表であった。
登場メンバーが公表された後、凄い勢いで売れたそうだ。
 
150回の記念ということで、鳥居氏のご挨拶から始まった。
 
紅雀さんは「いらちの愛宕詣り」。
いらちなだけでなくおっちょこちょいな男を楽しく演じる。
 
こごろうさんは「おごろもち盗人」。
盗人の無計画性が可笑しい。
元祖(?)両手バージョンを堪能。
 
雀松さんは「たいこ腹」。
調子の良い太鼓持ちと若旦那のやりとりがテンポ良く進む。
 
中入りをはさんで、雀々さんは「せんきの虫」。
江戸落語の「疝気の虫」での疝気の虫は蕎麦が好物で唐辛子が苦手であるのに対し、上方落語ではあんころ餅に目がなく熱くて濃いお茶が嫌い。
そんな違いも面白いものだ。
 
雀三郎さんは「哀愁列車」。
歌の場面が気持ちよさげ。
お好きなんだなぁと思うコトしきり。
 
その後、抽選会に。
司会はこごろうさんと紅雀さん。
『べにこご』か『米朝事務所です』といった組み合わせ。
手拭いや色紙の他、なかなか良い品物が提供された。
当たった方、おめでとうございます。
 

  • 鳥居学     ご挨拶
  • 桂紅雀     「いらちの愛宕詣り」
  • 桂こごろう   「おごろもち盗人」
  • 桂雀松     「たいこ腹」
  • 桂雀々     「せんきの虫」
  • 桂雀三郎    「哀愁列車」(作:小佐田定雄)