『柳家三三 桂吉弥 ふたり会』

天神さんの猫

 
柳家三三 桂吉弥 ふたり会』に行く。
 
一杯の入り。
 
佐ん吉さんは「七度狐」。
二度騙されて終わる型。
狐を捕まえようとする場面は無い。
 
三三さんの一席目は「悋気の独楽」。
女性の艶めかしさと、丁稚の利発さが良い。
 
続いては吉弥さんの出番。
佐ん吉さんがめくりを取り扱うも、壊れるというか、名ビラがはずれてしまう。
楽屋に運び急いで修繕。
座布団に向かう吉弥さんは、気ぃ悪いなぁというような感じで下手の楽屋を見遣る。
直った名びらが据えられ、吉弥さんは一旦楽屋に戻り登場しなおされた。
まくらで、三三さんが繁昌亭の様子を携帯電話のカメラでしきりに撮影していたとはなされた。
一席目は「住吉駕籠」。
 
吉弥さんの二席目は「七段目」。
以前より深みが増したような。
何故?
 
三三さんの二席目。
吉弥さんのまくらを受けて懐から携帯電話を取り出す。
観客を撮影された。
演目は「五貫裁き」。
御奉行の意向を即座に理解する聡明な大家さんが如何にもそれらしい。
 
日本テレビが取材に来ていたようだ。
開演前、ロビーでインタビューを受けている方をお見かけする。