『カシミヤ落語会』
『第6回 カシミヤ落語会 笑福亭たまのカシミヤ100%』
今回、異例なことに二番を二回おこなった。
最初は喬若さんの笛で、二回目はたまさんが(再び)吹き始めて三日目の笛にて演奏。
二年ほど前に、二ヶ月で辞めてしまったのを再開されたそうだ。
かなりたどたどしい。
昨日は繁昌亭でも笛を吹いたそうだ。
なんと大胆な。
たまさんの一席目は「兵庫船」。
喜六の「やりますぅ!」が相変わらず可笑しい。
たまさんと、笛では藤舎次生師の同門である喬若さん。
演目は「牛ほめ」。
まくらを含め先日の『つたや寄席』とほぼ同じであったが、受け方が違った。
客層の所為?
たまさんの二席目は「質屋芝居」。
質屋の旦那さんが、かなり若く感じられる。
たまさんの演技が元気すぎるからだろうか。
三席目は「寝床」。
すねてしまった旦那に、翻意を促すお嬢さんの仕立てが巧み。
今回も表情の演出を楽しむ。
しゃぎりやばれ太鼓でも、たまさんが笛を吹かれた。
拙さが笑いをさそう。
そこで笑わさんでも。
六月にはお囃子をフィーチャーした落語会をひらかれるたまさん。
その頃には上達されているだろうか。
- 笑福亭たま 「兵庫船」
- 笑福亭喬若 「牛ほめ」
- 笑福亭たま 「質屋芝居」
- 笑福亭たま 「寝床」