『上新庄えきまえ寄席』
『第273回 上新庄えきまえ寄席 〜桂宗助の会〜』に行く。
さん都さんは「みかん屋」。
高野で髪を落とす件は無く、触れ回りながら家を探し回る形にされている。
ややわかりにくい古い言い回しを避けての演出だろうか。
以前聴いたときはこの型ではなかったので、さん都さんの工夫か。
宗助さんの一席目は「くっしゃみ講釈」。
講釈師の苦しいながらも我慢する顔、持ち直した表情との変化がお上手。
まん我さんは「桜の宮」。
安心して聴けるネタ。
まん我さんが実際に紅潮する様子が、登場人物の高揚感にスライドして感じられる。
宗助さんの二席目は「質屋蔵」。
熊さんの屈強さと、弱味を見せる場面との対比の落差が巧み。
- 桂さん都 「みかん屋」
- 桂宗助 「くっしゃみ講釈」
- 桂まん我 「桜の宮」
- 桂宗助 「質屋蔵」