『十三寄席噺のにぎわい』

 
『第35回 十三寄席噺のにぎわい』に行く。
 
開演前、落語ファンの先達に、大坂の古地図を見せていただく。
このあたりが住友の浜かいな。
松屋表町って、住友の浜とほん近ーいな。
四ツ橋、橋が四つ架かったぁる。昔はここも寂しい場所だったのか。
玉江橋はやはり斜めに位置してる、なるほど天王寺さんの五重の塔の方をみてるなぁ。
やら、落語に出てくる場所を話題にする。
 
落語会の中身へ。
 
卯三郎さんは「平林」。
本日、お声が通りにくいようだ。
残念。
 
八天さんの一席目は「ロボット医者」。
『ハナシをノベル』で披露されたものより微妙に演出を変え、より聴きやすい形にされていた。
 
吉弥さんは「青菜」。
旦那の心遣いを察するくらい、本質的に心の細やかさも併せ持つ植木屋さん。
それだけに、はしゃいだり、言葉遊びに興味を持つ部分も人物像の深さを感じさせる。
吉弥さんの巧さ故にそう思えた。
 
八天さんの二席目は「饅頭こわい」。
十人十色というけれど、八天さんの噺に出てくる若い衆の色合いは実に様々。
十三にも名の通った饅頭が数々ある。
今回、それらを光っつぁん宅に投げ込まれた品物に登場させた。
ちょっとしたご当地バージョンかな。
 

  • 林家卯三郎     「平林」
  • 月亭八天       「ロボット医者」(作:林譲治)
  • 桂吉弥        「青菜」
  • 月亭八天       「饅頭こわい」