『染二プラスONE』

大阪城 城灯りの景

 
『染二プラスONE 〜最終回・林家お家芸!〜』に行く。
 
市楼さんは「ふぐ鍋」。
八月だけれども冬場の噺。
夏の河豚に変えて演じようとしたけれども、上手くいかなかったので冬のままにしたとの事。
 
染左さんは「浮かれの屑より」。
昨日よりも良い出来。
舞台が大きい分所作や動作が大きく減り張りが効いている。
昨日では抜けていたくすぐりもしっかり。
 
染二さんの一席目は怪談の「雨の古沼」。
「生きている小平治」を怪談噺に仕立てたもの。
落とした照明や、エコーを加えた演出が怖さを引き立てる。
 
花丸さんは「電話の散財」。
道楽者のご隠居と堅物の旦那、二人の表情の違いが明確に描き分けられている。
 
染二さんの二席目は「稽古屋」。
染二さんが演じると、無茶者がさらに輪を掛けた無茶者に感じられる。
 

  • 林家市楼    「ふぐ鍋」
  • 林家染左    「浮かれの屑より」
  • 林家染二    「雨の古沼」
  • 林家花丸    「電話の散財」
  • 林家染二    「稽古屋」

 
繁昌亭の行き帰りに大阪城公園の辺りを通った。
昨日聴いた「青空散髪」の舞台はどのあたりであろうか、とか考えながら通過する。