『小里ん・生喬 二人会』

 
『小里ん・生喬 二人会 〜江戸・上方の粋な噺』に行く。
 
今日も幾つか落語会が重なっている。
身体が三つほど欲しいところ。
 
まずは生喬さんの「遊山船」。
今回は緊張されていたのだろうか、少し怪しい部分も。
 
吉坊さんは「七段目」。
芝居部分が上手いのは流石。
 
小里んさんの一席目は「棒鱈」。
田舎侍に絡む江戸っ子が、逆に無粋に感じられた。
 
生喬さんの二席目は「辻占茶屋」。
まくらで、先ほどの高座にて小里んさんが、生喬さんを「しょうきょう」と言っていたのを微妙に愚痴ったりして。
 
小里んさんの二席目は「居残り佐平次」。
佐平次の、奥に物悲しさを秘めた調子の良さ。
厚みのある人物像だ。
 

  • 笑福亭生喬     「遊山船」
  • 桂吉坊        「七段目」
  • 柳家小里ん     「棒鱈」
  • 笑福亭生喬     「辻占茶屋」
  • 柳家小里ん     居残り佐平次