『育っちゃったらくご』
『育っちゃったらくご』に行く。
繁昌亭での『育っちゃったらくご』。
段々客入りが多くなってきている。
本日は二百名ほど。
『育っちゃったらくご』でなく、繁昌亭で落語を観に来られた方が多いようだ。
プロジェクターの上あたりにマイクを設置。
一階客席最後列の後に置かれたビデオカメラにそれが繋がっている。
なにか撮影がおこなわれていた。
まずは遊方さんの「うなぎ屋」。
他に類を見ないパワフルな「うなぎ屋」。
うなぎを追う場面では、舞台を全部使ったり。
たまさんは「厩火事」。
まくらで遊方さんの話題に触れる。
遊方さんは先ほどのうなぎを追う様子をたまさんの後で再演。
まくらでは他に、東京での『瀧川鯉朝アワー・鯉朝の玉手箱』にて鯉朝さんに呼ばれたところから切っ掛けに、あやめさんや大阪のお客さんに振り回された瀧川鯉朝さんの話とあやめさんの今日の演目についての話。
あやめさんは「てなもんや左近ショー」。
かなり久しぶりにかけるネタ。
関係のなさそうな二つのシチュエーションが交互に演じられ、何故か一つに繋がる。
南湖さんは「探偵講談・魔術師」。
江戸川乱歩原作の探偵講談。
続きが気になる。
三風さんは「下町の散髪屋」。
今回は観客参加は無し。
以前に茶臼山舞台で聴いた際は観客参加部分はあったけれど。
所々に織り込まれた古典落語ネタも楽しい。
三金さんは「饅頭怖い」。
「てなもんや左近ショー」のネタや時事ネタも取り込む。
三金さんも上手くなったように感じる。
最後に恒例のアンケートによるチケットプレゼント。
抽選を待たずに変えられるお客さんが多い。
やはり、『育っちゃったらくご』そのものが目当てでなかった証左か。
開演前、仲入り時、終演後の館内アナウンスが、露の都さんのものになっていた。
いつから変わったのだろうか。