『角兵衛獅子の親方の会』
『角兵衛獅子の親方の会 〜働く子供たちに感謝の日〜』に行く。
子供さんがメインで、そのお父さん達は助演な会。
立ち見も一杯一杯までの大盛況。
まずは多福ちゃんの「寿限無」。
名びらには「桂坊枝」その横の床に「の子」とのフダが置かれてあった。
実にかわいらしい「寿限無」。
子供が泣いている仕草は実にリアル。等身大だからの効果。
多福ちゃんはそのままお茶子役も。
膝隠しと見台を一つずつ運ぶ。
「の子」のフダも持って行き、坊枝さんの出番となった。
坊枝さんは「チリトテチン」。
多福ちゃんの出番を食い入るように集中して見守っていたという坊枝さん。
その際、他の噺家さんに話しかけられてもその言葉がろくに耳に入らなかったそうな。
九雀さんは「狸のさいころ」。
天神さんでも、下っぽいのでもない、かわいらしい型のオチ。
楽屋にある、舞台モニターにはDVD=HDDのデッキが接続されていて、録画も出来るそうだ。
ロビー右側入り口上方にあるモニター画像が、楽屋ではもっと大きい画面だそうな。
九雀さんは今回の会を記録に残すべく、DVD=HDDレコーダーと奮闘。
当初はDVDで録画し、それを坊枝さんのPCでそれぞれの家庭分複製を作る予定が、坊枝さんの持ってきたDVDが認識されなかったので、HDDで舞台の様子を録画したとの事。
後で、DVDに焼き直すつもりだそうだが、無事に上手くいったのだろうか。
続いては室屋青空くんの手品。
九雀さんが後見役。
手品が終わって、舞台に太鼓が置かれた。
舞台上で演奏される、青空くんの太鼓と九雀さんの笛で仲入り休憩に入った。
中入り後は、かつら小梅君の「動物園」。
普段の落語会でゲストによばれると最年少なのだが、今回は子供さんの中では一番年上。
いささか勝手が違ったようだ。
途中、絶句しながらも「動物園」を演じ終えた。
トリは梅團治さんの「転失気」。
最後に全員でご挨拶。