『三金の古典の個展』

新春の上方亭

 
『第4回 三金の古典の個展』に行く。
 
上方亭に呂竹さんと共に到着された三金さん。
スーツ姿であった。
ワッハに来る前に、なにわ七幸めぐりをされていたそうだ。
大丸デパートの「落語家と行く! なにわ七幸めぐり」というイベントのようだ。
三金さんのお母様も同行されたらしい。
 
まずはたまさんの「阿弥陀池」。
高座にかけるのは五年ぶりというネタ。
受け売りを仕掛けた方が、肝心の台詞をもう一度言ってしまう展開が興味深い。
 
三金さんの一席目は「延陽伯」。
今回がネタおろし。
最近あまり聴かない、本来のサゲであった。
まくらにて、三金さんがおっしゃる。
そろそろ結婚を真剣に考えている。
いい女性はいないだろうか。
なんなら、男でも可。
って、会場にいらっしゃる三金さんのお母さん、余計心配しないだろうか。
 
染雀さんは「蛸芝居」。
芝居部分がしっかりと。
最近、姉キンのお仕事が増えているそうだ。
11日にワッハホールでおこなわれるお芝居『女芸人らん子のブルース』にも出演予定だとの事。
 
三金さんは「池田の猪買い」。
太夫さんの家庭事情を尋ねて怒らせる演出が楽しい。
 
トリのネタは「寝床」。
下手な旦那さんの浄瑠璃を聞かねばならない嘆きの数々が可笑しい。
 
終演は九時を二十分過ぎる。
目出度し目出度し(謎)。
 

  • 笑福亭たま      阿弥陀池
  • 桂三金        「延陽伯」
  • 林家染雀       「蛸芝居」
  • 桂三金        「池田の猪買い」
  • 桂三金        「寝床」