『育っちゃったまつり!』
『育っちゃったまつり!』に行く。
繁昌亭の入り口辺りから、開場を待つ人々の列が天神さんの境内の奥まで続く。
これまでの『できちゃったらくご』や『育っちゃったらくご』の様相とは違う。
春休み期間のためだろうか、繁昌亭そのものをお目当てに来られた方が多い。
かなりの遠方からお越しになった方も居られるようだ。
並んだ方々からは、本日の出演メンバーのうちでは一人くらいしか名前を知らない、との会話が漏れ聞こえてくる。
あやめさんは「朝起きたら・・」。
酔って記憶がなくなるというのはこんな感じなのだろうか。
経験がないので解らないのだけれど。
南湖さんは「雷電の初相撲」。
本日はオーソドックスな感じ。
次回の『育っちゃったらくご』では黒い面が見られるようだが。
三金さんは「隣の桜」。
丁稚のテンションが高い。
たまさんは「ぶりぶり」。
お客さんの筋からはきついネタかも。
遊方さんは「コンビニストアの人々」。
かつてプリア・サヴァンランという人が言ったという「どんなものを食べているのか言ってみたまえ。君がどんな人であるか言いあててみせよう」と。
それの、コンビニ版な感じの噺。
三風さんは「愛宕山」。
ドラマ『ちりとてちん』でおなじみの演目なので、今日の六席目になったという。
お客さんの層の多さを鑑みての措置なそうな。
竹と渡り合う一八の奮闘ぶりが楽しい。
仲入りの後は全員によるコント。
落語の「算段の平兵衛」がモチーフ。
キャストは、平兵衛に遊方さん、平兵衛の女房お花はあやめさん、庄屋が三金さん、庄屋の奥さんが三風さん、隣村の面々がたまさんと南湖さんとさろめさんと勘太朗君+あやめさん・三風さん(各二役)。
『ハリーの災難』の如く酷い目にあう三金さん。
大変だったろうなぁ。
客席の、三金さんのお母様の様子も気になったのだけれど。