『売名高座』
『第七回 売名高座』に行く。
会のメンバーであるかい枝さんは、渡米中のためお休み。
ゲストは由瓶さん。
まくらでは愚痴のようなお話を。
落語ブームといわれるが、そんなお客さんもメジャー志向なのではないかと。
師匠の鶴瓶さんの公演は高額で大きな会場なのに直ぐソルドアウト。
自分主催の会は安価で少人数なのになかなか一杯にならない、とか。
花丸さんは「天神山」。
変チキの源助の様子が良い。
終盤は地噺的に。
遊方さんは「オーサカ・シネマロケンロール」。
ご自身の、映画出演の話をまくらに。
大阪に来てしまった東京の撮影隊の愚痴が、いかにもといった感じ。
仲入りの後、三題噺。
由瓶さんが司会役。
お客さんからお題を募る。
今回の趣向は、三つのお題だけでなく、噺のなかでおこなう所作とテーマも募集。
ハードルが高い。
お題は「くいだおれ太郎」「ハットトリック」「秋葉原」の三つ。
提案された幾つかのなかから、挙手により選ばれた。
所作は世界のなべあつの「アホ」の仕種。
テーマは「人生」。
花丸さんは老人ふたりのお話。
他のお題候補も織り込んだりして、余裕が感じられた。
対して遊方さんは若い二人のお話。
舞台に上がる際も、足取りが重いような風であった。
噺を終えてからも落ち込んでいるような雰囲気。
ご自分で納得できない出来であったようだ。
- 笑福亭由瓶 「禁酒関所」
- 林家花丸 「天神山」
- 月亭遊方 「オーサカ・シネマロケンロール」
- 遊方 花丸 由瓶 三題噺対決
落語会の前に、道頓堀極樂商店街の「しろたや」に寄ってみた。
ジャイアント白田氏がプロデュースしたうどん屋さん。
普通盛りがうどん十六玉分。
逆に、普通の一玉が、並みの十六分の一という表記。
普通を半分分けしても、食べきれそうもないボリューム。