『三幸・さん都「さん三の会」』

『三幸・さん都「さん三の会」』

 
『第3回 三幸・さん都「さん三の会」』に行く。
 
この会も三回目。
某大学の方々がビデオ撮影をされていた。
ネットで配信されるらしいが。
 
前回の趣向『私が「協会会長」になったら』で提案・採択された、「木戸銭後払い制度導入法案」が、今回、実施の運びに。
基本の入場料が1000円、会が終わって満足度に応じて追加料金を支払うシステム。
入場時に、チラシと一緒に封筒が渡された。
帰りの際、その封筒に追加分のお金を入れる仕組み。
 
まず舞台に登場された、この会ではお馴染みのスーツ姿の三幸さんとさん都さん。
今日の会の趣旨などを説明。
漫才仕立て。
着替えの為に、先にさん都さんが退場。
前説経験を生かして、会場のお客さんに拍手の稽古を。
 
第一部、落語の部。
 
さん都さんは「二人ぐせ」。
最初の方、少し噛んでしまった。
が、気を取り直して、後を続ける。
将棋の手口を教えて貰って、手ぐすね引いて待つ男。
以前より念入りの演出で、可笑しさが増大。
 
三幸さんは新作。
メイド喫茶の話題などをまくらに。
本日がネタおろしらしい。
鈍感力がテーマ。
まだまだ、ぎこちない感じ。
次回は整理された形で聴きたい。
 
ゲストはたまさん。
三幸さんとさん都さんの話をまくらで。
演目は「くっしゃみ講釈」。
相変わらず、表情の変化が楽しい。
 
中入りの後、本日の第二部トークの部。
舞台には、三幸さん、さん都さん、たまさん、松五さんの四人があがる。
お題は「その時歴史が動いた」。
画用紙に描かれた自筆のイラストで場面説明。
落語界での面白可笑しい話を報告するというもの。
 
三幸さんから。
J三郎師に「初天神」を習いに行った三幸さんの体験談。
T橋のSのおやどにて稽古を付けて貰った三幸さん。
なかなか覚えられないので、ほとんど匙を投げられた状態になったという。
もう一つはS喬さんを、今年の元日にLoftで見かけた話。
Loftで遭遇したS喬さんは、獅子舞の音楽に無反応だったという。
 
さん都さんは修業中の失敗談。
師匠に四時に迎えに来てくれと言われたのに、寝過ごしてしまったという。
師匠がさん都さんのアパートに来たのが五時半。
心配になって弟子の様子を見に来たら、当の本人は寝ていたので怒らせてしまったという。
たまさんからのリクエスト。
歳暮・中元の話。
師匠への付け届けの失敗談。
さん都さんの実家から、師匠宅に届いたのは肉。
それも、解体しろと言わんばかりの大きな大きな塊であったそう。
次の年、実家から送られたのは漬け物の大きな樽。
その次のお中元は、素麺の大きな大きな箱。
あまりに多すぎたので、ちょっとでいい、ビール券でいいと、実家に伝えたのだが、...。
その次に実家から送られたお歳暮は、ビール券がたった三枚。そんなに極端に減らさいでも。
「ちょっと」と「ビール券」が統合されてしまったようだ。
 
たまさんは、楽屋での話。
K志さんには、最近の噺家さんの服装について言いたいことがある。
噺家さんが半ズボンを履くのが気に入らないそう。
K志さんが楽屋に居るときに、B華さんが半ズボンで入ってきたという。
B華さんに、「お前、昆虫採集にでも行く気か?」と言ったK志さんの、その時の服装がチノパンにアロハシャツだったという。
落語協会のエピソードも。
これは書けないか。
 

  • 三幸 さん都         御挨拶漫才
  • 桂さん都          「二人ぐせ」
  • 桂三幸           「」
  • 笑福亭たま         「くっしゃみ講釈」
  • 三幸 さん都 たま 松五  「その時歴史が動いた