『瓶成のおちけん!』

本日の繁昌亭

 
『第3回 瓶成のおちけん!』に行く。
 
結構な客入り。
お二人の知り合いや身内の方々もおられるようで。
一階後方には関係者席が設けられていた。
その席には瓶成さんの家族が来られた。
 
最初に私服姿の瓶成さんが舞台に。
 
『瓶成のおちけん!』では毎回二席務める瓶成さん。
まだまだ持ちネタが少なく、前回の『瓶成のおちけん!』と今回の『瓶成のおちけん!』の間には一つしかネタを覚えられなかったとの事。
これまでの会で出したネタは掛けることが出来ないので、このままのペースではネタが尽きて破綻してしまいそうだという。
 
楽屋で評判が悪かったというネクタイのコーディネイト、お客さんにも訊いてみるとやはり無い方がよいとの答え。
瓶成さんは舞台上でネクタイを外し楽屋の方に放り投げた。
銀瓶さんも少しの時間舞台に上がり私服姿でトーク
出番が控えていることもあり直に退場する銀瓶さんであった。
 
落語の部、一席目。
銀瓶さんが高座に。
お茶子さんが間違えていて、名びらは「瓶成」になっていた。
客席からの指摘で、銀瓶さんが名びらを変えて、一旦楽屋へ戻る。
もう一度出囃子が流され、銀瓶さんは再び舞台へ。
演目は「宿題」。
今回は基本的な型。
 
瓶成さんは「ふぐ鍋」。
先の告知などで発表されていたのは「おごろもち盗人」であったが、上手く思い出せなかったので「ふぐ鍋」を演じることに。
 
中入りの後、ゲームコーナー。
瓶成さんと銀瓶さんで対決をして、先に二敗した方に罰ゲームが与えられる仕組み。
一つめのゲームは、エアクッションのシートを交互にひねりつぶして、音がしなくなった方が負けというもの。
『空瓶家パーティ』でやったことがある瓶成さんが有利か。
このゲームは銀瓶さんの負け。
二つめのゲームは、お客さんにアンケートして、10人になる質問をした方が勝ちというもの。
10人により近い方が判定勝ち。
先攻の瓶成さんの問いは「笑福亭瓶成の親族は?」というもの。
瓶成さんは身内を十人呼んでおいたそう。
仕込み?
実際に来られたのは六人。
銀瓶さんの質問は「現在、韓国語を習っている人」。
三人ほどだったので銀瓶さんの負け。
これで銀瓶さんの罰ゲーム必至かと思われたが、逆転のもう一ゲーム。
舞台上で、着物に着替える早さを競うゲーム。
但し、銀瓶さんは少し時間をおいて始めるというハンディを負う。
箱に入った四つのボールには、1秒・5秒・10秒・10分と、それぞれ書かれている。
銀瓶さんの引いたボールは1秒。引きが強い。
ゲーム開始から一秒の間、お茶子さんが銀瓶さんを身動きできないようにしておいた。
二人は肌襦袢姿でスタート、お互いに軽く邪魔をしながらも着物を身に着ける。
結局、銀瓶さんの方が早く着替えたので、銀瓶さんの勝ちとなった。
罰ゲームは、黒の全身タイツを身に着け、顔も黒く塗り、黒いヒトになり、会の後のお見送りを務めるというものであった。
 
銀瓶さんの二席目は「不動坊」。
銀瓶さんの噺も講釈師がえらい目にあう噺。
 
瓶成さんの二席目は「くっしゃみ講釈」。
まだまだぎこちない感じ。
手拭いを二本用い、赤い手拭いは唐芥子の袋、茶色の手拭いは汗を拭う、と使い分けていたのだが、オチでは茶色の方の手拭いを突き出していた。
うっかりミスだろうか。
 
客席にいらしたUノ薗さん。
しきりにメモをとっている様子であったが・・・。
 
会が終わって、黒い瓶成さんがお見送り。
 

  • 瓶成 銀瓶          ご挨拶
  • 笑福亭銀瓶        「宿題」(作:桂三枝)
  • 笑福亭瓶成        「ふぐ鍋」
  • 瓶成 銀瓶          対決! 負けた方が罰ゲーム!
  • 笑福亭銀瓶        「不動坊」
  • 笑福亭瓶成        「くっしゃみ講釈」