『まるまる出丸の会』

『まるまる出丸の会』

 
『第107回 まるまる出丸の会』に行く。
 
東梅田へ。
 
二番太鼓の演奏が終わり、会場から拍手。この会の恒例行事。
出丸さん、笛よぉ頑張った、という感じなのだけれど。
今日はそうばさんが笛を担当されていた。
 
そうばさんが前座役。
先ほどの、拍手をもらったことに驚いた様子であった。
演目は「手水廻し」。
市兵衛さんの二つ名「長頭の市兵衛」は違うような気がする。
 
出丸さんの一席目は「天災」。
本日の演目は長らく高座にかけていなかったものばかりだそう。
十年くらいやっていないらしい。
一時、師匠の朝丸さん(当時)が「天災」を頻繁に演じておられた頃、脇で聴いていた出丸さんは稽古をつけてもらったわけでないのに「天災」がすらすら口から出たという。
冒頭、「離縁状、三つ書いとくんなはれ」との台詞。
新しいアレンジなのかな、と思っていたら単に間違えていただけであった。
 
ゲストは雀三郎さん。
演目は「明るい悩み相談室」。
らもさんならではの妙な世界が楽しい。
 
出丸さんの二席目は「仔猫」。
お鍋の葛篭の錠前をねじ切る仕種が長め。