『講談日本一亭南陵会』

『第52回 講談日本一亭南陵会』

 
『第52回 講談日本一亭南陵会』に行く。
 
からくり劇場のスペースまでパイプ椅子を置くほどの盛況。
客層が講談のそれとは違う方多し。
ガンダム講談の効果。
 
最初に、半被姿の南半球さんが登場。
前説を。
 
空板で旭堂美空さんが舞台に。
旭堂ってことは、正式に入門されたのか。
演目はおなじみ「宇治川の一番渡り」。
 
続いて、旭堂みなみさん。
初舞台だそう。
みなみさんも美空さんも今年の一月に入門されたとか。
関西も女性講談師が増えている。
 
お次は南洛さん。
南洛さん、三番目か。
まだまだ緊張されている様子。
小拍子を持つ左手が微妙に震えている。
 
南半球さんはガンダム講談。
お召し物は、薄紫の着物にグレーの袴。
ドムの色。
ドレン大尉の艦隊、およびコンスコン少将艦隊の戦闘が今回の話題なので、ぴったり。
 
南陵さんは「雁風呂」。
落語にもあるネタだが、落語との違いを手前味噌風に言いそやす。
 
縁者が出てくるたびに、携帯電話で撮影するナンギなお客さんがいた。
客席の一番前の真ん中で。
携帯電話の撮影作動音は、結構響くものだ。
撮影するその都度、舞台そっちのけで保存かなにかの作業をし、音を立てて携帯電話を二つ折りにする。
ナンギだ。
南半球さんが注意してようやく収まった。