『天満の銀座』

『天満の銀座 〜5丁目〜』パンフ

 
『天満の銀座 〜5丁目〜』に行く。
 
銀瓶さんの落語会。
ラジオ番組のリスナーの方が結構多そうな感じの客層。
 
最初は銀瓶さん。
演目は「動物園」。
九雀さんの「狸のさいころ」系の、宵っ張りでない仔狸な型。
 
ここで突然のつく枝さんの登場。
『第37回 つくしんぼ落語会』で、銀瓶さんが飛び入りゲストで出演された。
今回は、そのお返しとして、銀瓶さんがつく枝さんに出番を要請したそう。
『つくしんぼ落語会』での突然の銀瓶さんの登場に、客席が沸いたことに関して、
予想外の飛び入りゲストに観客が盛り上がる事に、あの一門は快感を覚える、とつく枝さんの評。
 
銀瓶さんの一席目は「天災」。
まくらで、つく枝さん出演までのいきさつを。
『つくしんぼ落語会』では、自分からの出演申し込みなのでノーギャラ。
しかも、打ち上げは銀瓶さん持ちであった事。
今回は、銀瓶さんがつく枝さんに出演依頼したのでつく枝さんには出演料が出ていると、違いをアピール。
つく枝さんが襲名の話題をまくらの最後の方で言ったのを、自分の宣伝ばかりしてと軽くこき下ろすと、楽屋からつく枝さんが出てきて抗議。
あくまで、仲がいいから、このような遣り取りができるのだろう。
 
中入りの後、板東さんの漫談。
舞台に出てきた板東さん、ギャラの封筒を取り出して、舞台上で中身をチェック。
本来ならば、こういうものは新札で出すべきなのに使い古しの紙幣は失礼、と突っ込み。
漫談の内容は、野球選手時代の自慢話的な話や、王・長島選手に関する話題など。
 
銀瓶さんの二席目。
まくらで、先ほどの板東さんの出演料話についてのフォロー。
勿論、新札でお渡ししたのだけれど、そういうネタにした方が面白かろうと、板東さんが自分の財布から使用済みの紙幣と交換したとの裏話をネタばらし。
演目は「立ち切れ線香」。
この噺になって、客席の照明が暗めに変更された。
 

  • 笑福亭鉄瓶       「狸賽」
  • 桂つく枝          「動物園」
  • 笑福亭銀瓶       「天災」
  • 板東英二         漫談
  • 笑福亭銀瓶       「立ち切れ線香」