『オーク弁天寄席』

『オーク弁天寄席』

 
『第173回 オーク弁天寄席』に行く。
 
弁天町へ。
 
最初は都んぼさん。
十一年ぶりの登場だとか。
前回もそうであったが、今回も前座だったので出世したいなぁ、との自虐的なギャグ。
芸名ネタのまくら。
演目は「秘伝書」。
繁昌亭との客席の反応の違いをくすぐりに加える。
 
南鱗さんは「水戸黄門漫遊記 牛盗人」。
同じ演目でも伝わってくるものが違う。
流石だなぁ、と感じる。
 
続いては学光さん。
「寄合酒」の導入から、「貧乏花見」な展開に。
かまぞこの次に来たのは、ミートホープのソーセージ。
続いては、冷凍庫から出てきた大量の中国製餃子。
その餃子を、「ん」の付く言葉で一つずつ取っていく流れに。
餃子を最初に食べた男が、苦しんでいるのかと思いきや美味しいと言う「ふぐ鍋」のような反応。
「ん」の付くフレーズの全部が現代的でもなく、元のままのものも混在で中途半端な印象。
餃子なので○個であるべきなのに、○本と何度も間違えてしまう場面も。
感心しない一席。
 
新治さんは「ちりとてちん」。
善玉のお客は大橋さん、悪玉のお客は清八。
大橋さんは、玉露金平糖を別の部屋でいただいてから、お酒などをご馳走になる。
清八がちりとてりんを口にするまで、溜めがある。