『桂歌之助独演会』

本日の繁昌亭

 
桂歌之助独演会 空の蔵から総ざらい 〜浅知恵、悪知恵、絞る知恵。〜』に行く。
 
天気が怪しい日曜日、繁昌亭へ。
 
まずはさん都さん。
演目は「つる」。
最近、さん都さんがどんどん良くなっているように思う。
今日の「つる」も、工夫を加えてあったし。
 
歌之助さんの一席目は「書割盗人」。
主人公の男と盗人の遣り取りが楽しい。
 
『空の蔵から総ざらい』ではおなじみの楽屋コント。
歌之助さんとさん都さんの掛け合い。
「最近、しくじってる?」と、歌之助さんがさん都さんに尋ねる。
そこから、以前、歌之助さんと都丸さんがご一緒だった落語会で実際にあった場面のお話に。
歌之助さんが都丸師匠の役。
遅刻してきたさん都さんと都丸さんの遣り取りを舞台で再現。
襲名の話も。
さん都さんの師匠の都丸さんが、来年「桂塩鯛」を襲名される。
さん都さんら、弟子も同時に名前が変わるそう。
さん都さんは「鯛蔵」になるのだそう。
(兄弟子の都んぼさんは桂米紫、弟弟子のとま都さんは桂小鯛に)
他に、とある方に、さん都さんを評して「焼け出された丁稚」と表現されたお話も。
 
歌之助さんの二席目は「壺算」。
一席目の「書割盗人」と導入部が似ているので、こないだも絵を描いてくれと言われた、と前のお噺をひいてくすぐりに。
 
トリは「祝いのし」。
主人公の男、この男が一人だけ頼りないのだけれど、周囲に愛されているのだなと感じられる人物表現。
 

  • 桂さん都          「つる」
  • 桂歌之助         「書割盗人」
  • 歌之助 さん都      楽屋コント
  • 桂歌之助         「壺算」
  • 桂歌之助         「祝いのし」