『大阪上町春めぐり』

四天王寺の五重塔

 
今日、気づいたこと。
諺には、まさにそのシチューションという場面に出会ってビックリすることがある。
「説着曹操曹操就到」。
 
『大阪上町春めぐり 上方落語の舞台を歩く・上町編』に参加する。
 
上町の、落語に因んだ場所を歩くという企画。
案内役は、落語家の林家染雀さんと、大阪城天守閣研究副主幹の北川央さん。
 
四天王寺さんの中門前広場にて集合。
12時半からの受付。
出発時間の午後1時までに大体集まってこられた。
今日の染雀さんは天満天神繁昌亭の出番を終えてからこちらに。
繁昌亭ではうしろ面をされたようだ。
 
まずは集合場所の四天王寺にて開始。
染雀さんからは四天王寺さんに因んだ、「天王寺詣り」「鷺とり」「小倉船」の一節を口演。
拡声器(NZ-645?)片手に立ったままでの実演。
 
天王寺さんから移動開始。
途中、先の噺に出てきた石の鳥居の辺りを見学。
一心寺へ向かう。
 
一心寺さんでは、染雀さんは「天神山」の、変ちきの源助の件を話す。
 
一心寺から安居神社へ。
ここでは、「天神山」の胴乱の安兵衛の部分。
普段は聞くことの少ない、五代松鶴さんによる「天神山」のオチも披露。
真田の抜け穴とされた、狐の穴のお話も。
 
下寺町は集合する場所が無いので、通過するのみ。
関するお話は生國魂さんにて。
 
生國魂さんに到着すると、参集殿に旭堂南陵さんの姿が。
『第一回真田幸村をたたえる講談会』が参集殿にて開催されていたようだ。
以前の、『上町春めぐり』で縁のあった南陵さん、飛び入りゲストという形で講談『真田幸村』の一節を。
染雀さんは、碑の辺りで米沢彦八の話を。
あと、彦八まつりの宣伝も。
生國魂さんに因んだ噺は「蛸坊主」を。
 
高津さんへ。
高倉さんの小噺と「高倉狐」。
イモリの黒焼きのお話も。
イモリの黒焼きつながりで、「色事根問」。
崇徳院」と「高津の富」、どちらの実演が良いか、リクエストを募る。
拍手の多かった「崇徳院」の方をされた。
 
産湯さんでは「稲荷俥」。
境内の井戸のお話も。
 
三幸神社へ移動。
ここでは、真田山はどこであるか、というお話。
落語は、「真田小僧」、真田の抜け穴に因んで「猫の忠信」の解説。
桂出丸さんの芸名の由来も、こぼれ話的に。
 
玉造神社へ。
ここでは、「東の旅 発端」をとりあげる。
叩きが出来ないので、その部分は口で音を再現する染雀さんであった。
行程はここでお終い。
現地解散にてお開き。