『“夢”露の新治寄席〜さん喬・新治 二人会〜』
『第1回 “夢”露の新治寄席〜さん喬・新治 二人会〜』に行く。
当日券も販売されたが、補助席が沢山。
私がチケットを求めに行ったのは早めのつもりであったが、一階席はすでに無かった。
本日は二階席にて鑑賞。
まずは、"三喬"さんのお弟子さんである喬介さん。
演目は「犬の目」。
登場人物が、皆、朗らかな感じ。
新治さんの一席目は「ちりとてちん」。
"ちりとてちん"の箱の肩に"元祖"と書き加える際、折りの箱を表している手ぬぐいを、その時だけ斜めに置き換える。
こんな細かい表現も二階席からの角度だとよくわかる。
さん喬さんの一席目は「百川」。
勘違いに勘違いが重なる面白さ。
噺の中に、"ちりとてちん"を織り込む。
仲入りの後、千田さん。
腹話術の特性を逆手に取ったインチキも楽しい演出。
さん喬さんの二席目は「短命」。
上方版の「短命」と比べると、あっさりとした印象。
新治さんの二席目は「鹿政談」。
奉行からの攻勢に色を失う鹿の守役の様子が、悪役がやり込められて小気味よい。
新治さんの高座が終わって、本日の出演者やお手伝いの方々が舞台へ。
さん喬さん、千田やすしさん、喬介さん、揚野バンリさん、インディさん、テントさん、幸助・福助の幸助さん、三若さん、笑丸さん、露の団姫さんら、新治さんも含めて総勢十一名。
本日のパンフレットに印しがあった方に、記念の品物が進呈された。
また、舞台の上から客席に、手ぬぐいが蒔かれた。縁起物だ。
