『動楽亭昼席』

『動楽亭昼席』

 
『動楽亭昼席 〜7月席〜』に行く。
 
動楽亭の昼席に行ってみた。
昼席は初めて。
 
そうばさんから。
身内の釣書にまつわる話をまくらで。
 
吉坊さんは「七段目」。
細かい部分の味付けが良い感じ。
まくらにて、動楽亭の楽屋への入り口の辺りに人が寝ていたお話を。
場所柄、あり得る話。
 
すずめさんは「七度狐」。
すずめさんは、お母様と一緒に伊勢参りをされたのだそう。
その際、町中の旅館では無く、島の方に宿泊されたのだとか。
旅館から海へ行く道の途中には墓場があるのだそう。
夜になったら、海を見に行く予定だったすずめさん達。
そこで話を聞いたところ、このあたりは土葬なのだそう。
なんとなく怖くなって、夜、海へ行くのは取りやめにしたという。
棺も、直方体ではなく、桶で座棺なのだそう。
「七度狐」によく合うお話。
お噺の後、踊り「酒と女」も披露された。
 
小米さんは「上方見物」。
オチの件は「鏡屋女房」であった。
田舎で鏡屋の奥さんが評判になった後、再び上方見物に来た田舎の人々。
肝心の鏡屋は引っ越してしまっいて、さて、その後というところで。
その後釜のお店が出てこなかった小米さん。
こういうこともあるのだな、と。
 
団朝さんは「寄合酒」。
会場のある新世界あたりでよくお酒を飲まれる団朝さん。
色々なお店の名前がまくらで語られた。
 
都丸さんは「宿題」。
まくらで、塩鯛襲名に関するお話。
 

  • 桂そうば       「ろくろ首」
  • 桂吉坊        「七段目」
  • 桂すずめ       「七度狐」
  • 桂小米        「上方見物」
  • 桂団朝        「寄合酒」
  • 桂都丸        「宿題」