『まるまる出丸の会』

『まるまる出丸の会』

 
『第115回 まるまる出丸の会』に行く。
 
出丸さんの会。
お客さんはやや少な目。
 
開演直前、二番の演奏。
笛が上手。
この会では恒例だが、演奏が終わって拍手が起きた。
 
最初はとま都さん。
演目は「煮売屋」。
噺は、"叩き"をしながら、喜六・清八の会話から始める。
高野豆腐のあたりまで。
 
出丸さんの一席目。
演目は「七度狐」。
とま都さんの「煮売屋」に続く、リレー落語。
まくらでは、自身のリレー落語での思い出を。
一門が違ったり、教わった型が違うと、噺が上手く繋がらなかったりすることがあるのだとか。
出丸さんと福車さんで、「米揚げ笊」をリレー形式で演じたのだが、前半でのネタ振りが無かったのでそれを聴いていたお客さんがポカーンとしていたそう。
噺の冒頭の、狐が旅人に復讐を誓う件での、鳴り物の笛が上手だったので、笛が上手いと気持ちよくやれると感想が挟み込まれた。
 
ゲストはあさ吉さん。
演目は「抜け雀」。
なんとなくあっさり目。
台詞が整理されている感じ。
もっと重ねてあってもよいと思うのだが。
 
出丸さんの二席目は「くっしゃみ講釈」。
主人公の男が、からくりの目安を教わらずに政さんの家を出てしまい、もう一度引き返したのだった。
一時はどうなるのかとハラハラした。
 
最後に抽選会。
様々な物が賞品に。
次々と提供される"素敵景品"とお客さんの反応に、これが噂の抽選会か、とあさ吉さんの感想が漏れる。