『らくご道』

『らくご道』

 
『らくご道 〜笑福亭生喬と桂こごろうの落語会〜』に行く。
 
本日の『らくご道』、お客さんは普段より多め。
 
最初は生寿さん。
演目は「三人旅」。
普段聴く「三人旅」より少し長目であった。
 
こごろうさんは「骨つり」。
秋のナイターオフ番組の『歌謡大全集』。
金曜日のパーソナリティー牧野エミさんとともに担当されることとなったこごろうさん。
その予行演習的に、世間の話題になった本についてお話を。
こごろうさんがなかなか思い出せなかったり、賞を獲得した本のタイトルが、お客さんもあまり知らない様子だったので逆に安心するこごろうさんであった。
 
生喬さんは「牛の丸薬」。
割と長い噺。
10月9日に天満天神繁昌亭で開催の『テーマ落語会VOL.3 〜稽古つけてくれた師匠、ごめんね特集〜』でこのネタをされる生喬さん。
本日の分は基本編。
『テーマ落語会』では、内容を変えてされるそう。
聞き比べるための、比較用に基本形をかけたのだとか。
 
仲入りの後、対談のコーナー。
『テーマ落語会』では「牛の丸薬」を「牛の丸子」と発表してある。
そのことから、落語の題の表記の仕方についてのお話から。
「替り目」でないといけない。「替わり目」や「代わり目」「かわり目」ではしっくりこない。
「三十石」が良くて、「三十石夢乃通路」はこっぱずかしい。
「小倉船」(持ちネタではないが)で、「竜宮界竜都」などではない。
しかしながら、「月宮殿 星の都」は「月宮殿 星の都」としたい、と生喬さんのこだわり。
対して、こごろうさんはどっちゃでも良いそう。
松喬師匠は、「三十石」「手水廻し」を「三十石船」「手洗水廻し」と表記されるこだわりがあるのだが、その理由を深く聞けなかった生喬さんであった。
「牛の丸子」は、元々後味の良くない「牛の丸薬」をさらにどきつくしているのだとか。
こんな風に変えようかと思っていると、たまさんに試してみたところ、「あっと味悪いですねぇ」と言われたとか。
 

  • 笑福亭生寿       「三人旅」
  • 桂こごろう        「骨つり」
  • 笑福亭生喬       「牛の丸薬」
  • 生喬 こごろう       対談「夕焼け日記」