『桂歌之助独演会』

本日の繁昌亭

 
桂歌之助独演会 空の蔵から総ざらい 〜子ども、がんばる。〜』に行く。
 
月一回の繁昌亭での歌之助さんの独演会。
本日が九回目。
 
まずは吉の丞さん。
世間ではシルバーウィークと言われていたが、なんのもっと休んでいましたと吉の丞さん。
(どうなんでしょう、若手って結構忙しいのでは?)
演目は「軽業」。
一間の大イタチの次は取ったり見たり。
少し短め。
 
歌之助さんの一席目。
初めての方もおられるという事で、この会恒例のスタンプカードの説明を。
列車内でのお弁当の話題をまくらで。
新幹線では食べても当然だけれど、新快速だと弁当を食べると違和感がある。
これはどういうことなのだろうか、線引きはどこにあるのか? という疑問。
演目は「佐々木裁き」。
四郎吉の賢さ、こまっしゃくれた性格と幼さの同居した様子が可愛らしい。
 
続いて、楽屋コント。
きつい仕事だったなぁという経験を話す。
吉の丞さんが話されたのは『美水道楽博 若狭路もてなし食フェアin若狭町』でのエピソード。
寄席の他に、都んぼさん・紅雀さん・ひろばさん・吉の丞さんで大喜利
豪華な弁当が出されたのだが、それはモーニング娘。の分で違ったのだとか。
ひろばさんが「テレビにでる奴はええなぁ」とぼやくことしきりだったとか。
扱いがかなり違ったようで。
歌之助さんは、結婚式での一席のお話。
歌之助さんの登場とともに食事が始まり、誰も聞いてくれなかったそう。
ボーイさんは配膳するわ、お客さんは食べ物に意識がむくわで散々な状態。
舞台の上でバナナを食べる歌之助さん。今日三本目のバナナだとか。
 
二席目は「片棒」。
次男の"葬儀計画"が可笑しい。
神父さんの口調が笑いをさそう。
 
中入りの後、三席目。
演目は「ねずみ」。
ねずみ屋の主人である卯兵衛の打ち明け話の場面では、会場のそこここに涙をぬぐうお客さんの姿が。
まくらでは、学生時代の落研での高座のお話。
鈴本演芸場で購入した米朝一門の手ぬぐい。
気合いの入る高座だったので、大事にしまっておいたその手ぬぐいを使う決意。
演目は「夢八」。夏場の熱演。
笑いは少なかったけれど良かったと、OBさんの評。
首つりが迫力あったのだとか。
片付けの際も汗をかき、手ぬぐいで汗をふく。
実際はなんともないのだが、具合が悪いのではないかと、後輩らが心配してきた。
結局、手ぬぐいの紺色が移って顔が蒼くなっていたというオチ。
 
本日、スタンプが九つ貯まったので記念品と交換。
アイテムは手ぬぐいであった。
これは色落ち・・・しないですよね?
  

  • 桂吉の丞       「軽業」
  • 桂歌之助       「佐々木裁き」
  • 歌之助 吉の丞    楽屋コント
  • 桂歌之助       「片棒」
  • 桂歌之助       「ねずみ」