『林家染弥・笑福亭由瓶 汗かき克服落語会』

 
『林家染弥・笑福亭由瓶 汗かき克服落語会 〜心頭滅却すれば火もまた凉し〜』に行く。
 
初めておじゃまする。
  
染弥さんと由瓶さんの、普通以上に汗をかく体質を克服するための会。
続けて三度、汗をかかない高座を務めることが出来たら、そこでこの会は役目を終えて終了となる趣旨。
 
会場の冷房は抑えめ。
 
最初に、私服姿の染弥さんと由瓶さんのトーク
この会の趣旨などを説明。
今日は、鍼とマッサージの先生を招いていた。
染弥さんのかかりつけの先生だそう。
染弥さんは、マッサージをしてもらっているのだけれど、鍼はまだとの事。
先生に来て貰ったのは、汗をかかないツボに鍼を打って貰うため。
二人とも高座に座って、頭頂部の百会(ひゃくえ)に鍼を打つことに。
頭のてっぺんから鍼がびょ〜んと飛び出す姿はなんとなくユーモラス。
この場に招かれた南青さんも可笑しそうに二人を見る。
 
南青さんがあらためて舞台に。
この会にゲストで演じる方は、高座で汗をかかない人が登場するのだそう。
演目は「太閤の風流」。
 
先行は由瓶さん。
由瓶さんのファンの、困った行状などをまくらで。
鍼が効いているようで、なかなか調子がよい。
演目は「手水廻し」。
動きが大きいので汗をかきやすいネタをあえて選んだのだそう。
頭の長ーい男が、大阪からのお客さんのところへ来たあたりで、由瓶さんが一瞬硬直したような。
ここで由瓶さんが手ぬぐいで顔を一拭き。
その由瓶さんの動作に、会場から笑いがもれる。
由瓶さんも、やってしまったというような笑みが浮かびつつも高座を続ける。
その後も、由瓶さんが汗を拭くたびに笑いが起きる。
妙な感じだ。
 
由瓶さんの一席が終わって、すぐ染弥さんが登場。
高座を降りようとする由瓶さんと握手を交わす。
 
染弥さんの番。
演目は「おごろもち盗人」。
染弥さんもなかなか汗をかかない。
が、泥棒が捕まって家人が寝てしまったあたりで、汗を拭きだした。
染弥さんの高座でも、汗をぬぐう度に笑いが起きた。
 
染弥さんが一席終えて、由瓶さんが染弥さんと握手しに出てきた。
 
鍼の先生を交えて再びとーく。
お二人とも、汗をかき始めるのが遅かったのでそれなりの効果はあったようだが…。
 

  • 染弥 由瓶 南青      トーク
  • 旭堂南青          「太閤の風流」
  • 笑福亭由瓶        「手水廻し」
  • 林家染弥          「おごろもち盗人」
  • 染弥 由瓶         トーク