『したて噺の会』

 
『第4回 したて噺の会』に行く。
 
上方亭へ。
 
最初は純瓶さん。
まくらで、この会の成り立ちを話された。
純瓶さんと師匠の鶴瓶さん、銀瓶さんでお酒を飲む機会があったときのお話。
鶴瓶さんと銀瓶さんが、達瓶さんのことで口論になったそう。
なんでも、落語に関しての向上心が達瓶さんに感じられないことに銀瓶さんが不満を抱いていたよう。
鶴瓶さんも、達瓶さんに常から意見をしているそうだが、それでももっと強く諭して欲しいと銀瓶さん。
そこへ割って入ったのが純瓶さん。
解決策として、純瓶さんと達瓶さんで、ネタ下ろしの落語会を始めるという提案をされた。
その話に、鶴瓶さんも銀瓶さんも双方あっさり矛を収めたとの事。
すんなり行きすぎたので、実は鶴瓶さんと銀瓶さんの相対喧嘩に填められたのではと些か疑心暗鬼状態にならないでもなかったとか。
さらに鶴瓶一門からもう一人落語に積極的で無い、松竹芸能からの仕事の依頼を断るという瓶生さんも会のメンバーに加わる事になった。
開催頻度も月一回はキツイので、三ヶ月に一回のペースに決まったそう。
演目は「酒の粕」。
 
瓶生さんは「目薬」。
艶笑的な噺。
以前に聴いた、五郎兵衛さんの型より少し長目。
 
純瓶さんの二席目は「動物園」。
トラ役に応募してきた主人公の男を、園長が動物園の係員の面々に引き合わせる場面が濃いめの味付け。
 
達瓶さんは「お玉牛」。
春團治師匠に教わったというお噺。
春團治師匠は、後進のために、噺をきっちりと教えてくださるとの情報を頭に入れていた達瓶さん。
なかなか覚えることが出来なくて春團治師匠に迷惑をかけるといけないので、あらかじめ春團治師匠の「お玉牛」をビデオで観て大体覚えておいたという。
春團治師匠が稽古をつけてくださった「お玉牛」は、ビデオと違っていたと話された。
あれ? これはマジでそう言っておられるのか、あくまでネタとしてなのだろうか。
ネタならば、フォローが無いとお客さんが誤解するのでは?
 
次回は3月14日に開催の予定。
 

  • 笑福亭純瓶       「酒の粕」
  • 笑福亭瓶生       「目薬」
  • 笑福亭純瓶       「動物園」
  • 笑福亭達瓶       「お玉牛」