『佐ん吉・ちょうば二人会』

『佐ん吉・ちょうば二人会』

 
『佐ん吉・ちょうば二人会』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
最初は三四郎さん。
演目は「普請ほめ」。
人の話を聞かないマイペースの主人公が、毎度の事ながら楽しい。
まくらでのお話。
桂ちょうばさんが、大衆芸能部門で咲くやこの花賞を受賞されたと報告。
ちょうばさんが登場されたときにはお祝いの拍手をとのお願い。
一方、楽屋で佐ん吉さんが不機嫌だとの事。
理由は、ちょうばさんが受賞したからだとか。
佐ん吉さんには、より大きな拍手をとの三四郎さんの発言。
 
ちょうばさんの一席目。
舞台にあがったちょうばさんに、あたたかい拍手。
ちょうばさんの演目は「ぜんざい公社」。
蓮舫に仕分けされんうちに行っとこ」と時事ネタで最初の掴み。
 
佐ん吉さんの一席目。
ちょうばさんの時よりも盛大な拍手にて迎えられた佐ん吉さん。
三四郎さんの要請に応える客席であった。
佐ん吉さんのまくら。
12月に入って、面白くないことが続いていると佐ん吉さん。
この度の繁昌亭大賞の輝き賞を、一門の吉の丞さんが受賞された。
前回の輝き賞は、吉坊さんであった。
兄弟子が獲って、その次が弟弟子。
自分が飛ばされとるやないかい、と。
ちょうばさんと佐ん吉さんが東京で開催している落語会のため向かっている車中、吉の丞さんが受賞したとの記事で、お互い後輩に抜かされたなぁとちょうばさんと話されていた佐ん吉さん。
それから数日して、ちょうばさんの受賞のニュースを聞いたという。
さらにむかつく事が。
吉の丞さんが賞金でデジタルカメラを買ったのだそう。
吉の丞さんのカメラには、まばたき検出の機能があるそうな。
撮影時に目をつぶっている人を検出すると、そのまま保存しても良いかカメラが訊いてくる。
そのカメラで吉の丞さんが佐ん吉さんを撮影したところ、まばたき検出機能が働いたそう。
これでも、目ぇ開けてるわ〜いと佐ん吉さん。
そんなカメラも癪に障るようで。
演目は「皿屋敷」。
 
仲入りの後、佐ん吉さんの二席目。
演目は「ふぐ鍋」。
 
ちょうばさんの二席目は「はてなの茶碗」。
 
会がはねて、お二人が繁昌亭の前でお客さんをお見送り。