『出没!ラクゴリラ』
『第83回 出没!ラクゴリラ ラクゴリラ正月公演』に行く。
レッスンルームへ。
本日、第一部はラクゴリラメンバーの初舞台のときのネタ、第二部は通常の『出没!ラクゴリラ』と、二部構成。
始めに『ラクゴリラ』の四人の面々が舞台に。
生喬さんから、今回の趣向の説明。
通常、偶数月に開催されている『ラクゴリラ』。
昨年の12月にも予定があったのだけれど、会場を確保することができなかったそう。
上方亭やレッスンルームも、会場としてのワッハ上方は人気が高い。
予約の受付日を逃すと、すぐに予約で埋まってしまう。
12月は取れなかったので、1月に『ラクゴリラ』をすることに。
折角、正月にするのだから、今回の様な企画をすることになったのだとか。
一席目は花丸さん。
衣装は、入門当時の物。
だけあって、ちょっとツンツルテンな格好。
演目は「煮売屋」。
まくらも見台を叩きながら。
「煮売屋」ではお酒の辺りがオチになるのが普通だけれど、烏賊の木の芽和えが出てきた。
お客さんにもどうなるのかなと思わせて楽屋落ち的に終了。
続いてはこごろうさん。
『岡町落語ランド』が初舞台だったこごろうさん。
吉朝さんのイタズラの思い出も。
演目は「子ほめ」。
教わったままの、ネギも入っていない"素うどん"でやりますと宣言。
生喬さんは「犬の目」。
「犬の目」と「道具屋」の二つしか持ちネタが無かった当時、兄弟子の遊喬さんと一緒に出た初舞台の高座の話をまくらで。
先のお二人と違って、生喬さんは「犬の目」を今でもよく高座にかけるという。
普段は、懐中時計や印籠をお腰に下げるおしゃれな生喬さんであるが、初舞台の頃を意識してかそういったものは身につけず高座に上がった生喬さんであった。
文三さんは「宿替え」。
師匠の文枝さんの思い出をまくらで。
文枝さんの凄さを実感していなかった当時を振り返る。
四人さんの出囃子は、皆、石段であった。