『繁昌亭夜席』

今日の繁昌亭

 
『繁昌亭夜席 第四回繁昌亭大賞記念落語会』に行く。
 
今夜の繁昌亭は、第四回繁昌亭大賞を受賞された方々の会。
ただし、創作賞受賞のたまさんはお休み。
代わりに、三金さんが高座を務める。
 
テレビカメラが入って、噺家さんやお客さんを取材していた。
 
前座役は三四郎さん。
来年は、来年は、と言われ続けているという三四郎さん。
近々の受賞はあるだろうか。
まくらでは、弟弟子の三輝さんの零れ話を。
演目は「普請ほめ」。
三輝さんの話が、前振りとなっている。
 
お次は、輝き賞受賞の吉の丞さん。
"輝きの丞"ですと、自己紹介。
演目は「遊山船」。
芸衆・げー・まー・なー・いー・たー、の辺りは省略で短めに。
オチ前の、仕込み部分を間違えてやり直す吉の丞さんであった。
 
続いては、たまのさんの代演の三金さん。
演目は、自作の「奥野君の選挙」。
 
仲入りの後、授賞式。
司会進行役は桂三四郎さん。
プレゼンターは春之輔さん。
吉の丞さんが賞状を受け取る祭、客席で笑いが起きた。
動作に伴い吉の丞さんの背面が見えた時に、袴の丈が短くつんつるてんであったため。
たまさんの創作賞は、特に代理を立てることも無かった。
 
春蝶さんは「母恋くらげ」。
出番直前、銀瓶さんから、人情噺に挟まれているのだから、思いっきり爆笑をとるのが君の役目やでぇと振られてしまったのだとか。
春蝶さんは、銀瓶さんは思いっきり泣かせてくれますよ、と逆にかますのだった。
しかも、楽屋の方向に言ったりして。
 
客席の照明が暗くなって、銀瓶さんの高座。
演目は「立ち切れ線香」。
聴かせる一席。
 
会が終わってお客さんを、皆でお見送り。
噺家さんを取り巻く人垣は長く続いた。
 

  • 桂三四郎                      「普請ほめ」
  • 桂吉の丞                      「遊山船」
  • 桂三金                        「奥野君の選挙」
  • 桂文華                        「子は鎹」
  • 三四郎 吉の丞 文華 春蝶 銀瓶 春之輔   表彰式
  • 桂春蝶                        「母恋くらげ」
  • 笑福亭銀瓶                     「立ち切れ線香」