『桂米二初舞台記念日』

『桂米二初舞台記念日』

 
桂米二初舞台記念日』に行く。
 
動楽亭へ。
 
1977年の初舞台を記念しての落語会。
本来は2月13日なのだが、昨日分は先に若旦那が動楽亭を押さえていたので、14日開催となった。
 
米二さんの一席目。
初舞台の高座にかけた「東の旅 発端」から「七度狐」までを。
一時間の長丁場であった。
米二さんの使っている張扇は、米八さんが作ったものだそうだ。
米八さんは、他の方にも張扇を作っていて、その技術も進歩していったそう。
喜六と清八の、しりとりの遣り取りのところもタタカタタカタンと叩きながら進む。
喜六が煮売屋の様子を見に行く間もタタカタタカタンと叩きが入った。
「七度狐」の演出は、お小夜後家の幽霊が大変楽しい。
 
まくらで、そういう日でもあるので楽屋見舞いにチョコを沢山貰ったと米二さん。
甘い物の中でも、チョコレートがお好きだそう。
米二さんは雨風なのね。
  
ひろばさんは「竹の水仙」。
宿屋の亭主も、大槻玄蕃も、竹の水仙の代価を、「三百両と言いたいところだが」という台詞があってから指を二本示す。
なんか、違う。
 
米二さんの二席目。
演目は「口入屋」。
口入屋の番頭さんが女子衆連中に言う、贔屓してやるなら役者や相撲取りでなく噺家にせぇ、チョコで喜びよる、とギャグに。