『客寄席熊猫』
『第4回 客寄席熊猫』に行く。
天満橋の常盤漢方薬局ビルへ。
雀喜さんの新作の会。
CCBを出囃子に米市さんの登場。
演目は「子ほめ」。
まだまだ堅い、というか緊張されているのだろうか。
雀喜さんの一席目。
パンフレットに記載の番組とは順番を変えて。
演目は「長柄橋」。
長柄の人柱伝説をモチーフにした噺。
あの世のお父っつぁんが、残した娘を気遣って、閻魔様に生まれ変わりを願い出る。
授かった現身がどれもこれもコミュニケーションに難儀なものばかり。
三弥さんは「地デジ化推進委員会」。
マンションの、地デジ導入のための入居者の会議が舞台。
雀喜さんの二席目。
まくらでは、「仮面ライダー」と言うものに対しての雀喜さんのこれだけは譲れないというこだわりを。
昭和のライダー派の見地から、平成のライダーへ意見をば。
まくらを振ってから、一旦楽屋へ。
藤浩一の『レッツゴー!! ライダーキック』をBGMに雀喜さんが高座へ。
曲は、雀喜さんが手に持つラジカセから流れる。
雀喜さんの帯の上にはライダーベルトが巻かれている。
曲のアウトロ部分、番組では中江真司さんのナレーションを雀喜さんのそれで状況説明にかえる。
人物設定を説明出来て便利だ。
アバンタイトル部分も、番組で使用した曲をバックに雀喜さんのナレーション。
途中、ライダースナックのCMも挟み込まれる。
CM前CM後のアイキャッチ曲もラジカセで流す。その操作はすべて雀喜さんが高座でおこなった。
「仮面ライダーなにわ」だけあって、舞台や登場人物は大阪となっている。
本編では城北大学(じょうほくだいがく)だが、このお噺では城北大学(しろきただいがく)と、ローカライズされている。
変身場面では、ライダーベルトのギミックも使用。
アクションシーンは、「軽業」の"クローズアップ"の如く扇子と小拍子で表現。
楽しい一篇であった。
- 桂米市 「子ほめ」
- 桂雀喜 「長柄橋」(作:以西正明)
- 桂三弥 「地デジ化推進委員会」(作:桂三弥)
- 桂雀喜 「仮面ライダーなにわ」(作:長坂堅太郎)
雀喜さんが身につけたのはこんなのです。
仮面ライダー レジェンドライダー変身ベルトシリーズ 新1号ベルト
- 出版社/メーカー: バンダイ(BANDAI)
- 発売日: 2008/12/27
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