『最後の桂都丸一門会』
『最後の桂都丸一門会』に行く。
ABCホールへ。
八月に襲名を控えた都丸さん。
都丸として最後の一門会。
まずはとま都さん。
演目は「兵庫船」。半ばまで。
どぉ州のあたりで、台詞を間違っていた。
緊張されていたのか。
今日の落語会は、今月下旬の『日曜落語〜なみはや亭〜』の特別枠で放送されるそう。
とま都さんの落語は、流れないのだとか。
お次はさん都さん。
演目は「代脈」。
羊羹に執着する"若先生"が可笑しい。
都んぼさんは「替り目」。
半ばまで。
同期の吉弥さんが弟子を取ったことで、弥太郎さんや弥生さんらから都んぼ師匠と呼ばれるようになったのだけれど、都んぼという名前が師匠に釣り合ってないように思え、米紫襲名で、名前が"師匠"に見合うようになりそうだと、まくらにて。
ざこばさんは「替り目」。
まくらにて、鎹の実物を取り出して見せてから噺に。
仲入りの後、対談のコーナー。
今年から米朝事務所に所属となった中井雅之アナウンサーが司会役。
都丸さんと、都んぼさん・さん都さん・とま都さんらの三人のお弟子さん、都丸さんの師匠であるざこばさん、都丸さんの同期の雀々さん、そして都んぼさんの同期の吉弥さんが対談のメンバー。
都丸さんの入門の逸話や、弟子修業時代のお話。
都んぼさんが、都丸さんを師匠に選んだ所以、都んぼさんの弟子修行の頃のお話など。
ざこばさんが、吉弥さんを認めているお話も。
吉弥さんが、三谷幸喜さんに自分からアプローチした事を高評価。
芸人としての上昇志向を歓迎している様子であった。
トリの都丸さんは「天狗裁き」。
主人公の夢を聞きたがる相手が、替わりながらも同じく夢に執着している様子が楽しい。