『さん都物語』

『さん都物語 〜最終回〜』

 
『さん都物語 〜最終回〜』に行く。
 
動楽亭へ。
 
さん都さんの勉強会である『さん都物語』も今回が最終回。
これは8月に名前が変わるためなのだが、鯛蔵になってからも新たに勉強会を続けるそう。
 
前座は生寿さん。
噺によっては半ばまでで切ってしまい、高座を終えるものもある。
持ち時間や何かでそれはケース・バイ・ケース。
その際、舞台からお客さんの反応を感じるのだとか。
切れ場で終わる時と、噺の最後まで演じる場合と、お客さんの反応もそれぞれだという。
演目は「兵庫船」。
今回はところどころ端折りながら最後まで演じますと、最初に宣言してから噺へ。
 
さん都さんの一席目。
演目は「阿弥陀池」。
ネタ下ろし。
こんな可笑しい「阿弥陀池」を聴いたのはどれくらいぶりだろうか。
悪く言えばグダグダなのだが、それをさん都さん自身が自覚しているが故にその状況を噺の台詞に盛り込んだりするのがギャグになっている。
 
ゲストは文三さん。
演目は「猿後家」。
先のさん都さんのまくらで、さん都さんが文三さんのことを誉めていたので、お世辞の噺を。
 
さん都さんの二席目は「火炎太鼓」。
ハイテンションな登場人物が楽しい。
 
さん都さんの三席目は「ろくろ首」。
勉強会で三席するのは、ちょうばさんにアドバイスされたからだとか。