肯定ペンギンにあらず

 
ハサミ男』を観る。
 
なんだろう、この今時でない演出や音楽は。
わざとなんだろうか。
 
劇中登場する新聞などの印刷物なんかのチャチさ、
24フレームビデオを使わないモアレの出るテレビ画面、
ただ予算が足りずそうなってしまったというよりも、
昔の推理物を再現する意図があったのではと考えてしまう。
この作品の他の映像表現をみるとそう思ってしまうのだ。
  
物語の仕掛けについては早々と判ってしまった。
ある程度のミステリずれをした観客ならそうであろう。
原作は読んでいないのだが、そういったことは織り込み済みだと思われる。