『第2回 つるはし一夜の宿の会』に行く。
 
かなりの入りであった。
他のお客さんのお話を聴く。
果物の当たる抽選があるから、今日は吉弥さんが出られるから。
大入りの理由を推測。
多分に後者であろうと結論(?)が出る。
今日が初めての方には、これが呼び水となってこの会場の他の会にも来られるようになりますようにと願う。
 
生喬さんが言っておられた。
笑福亭には「京都」の色が無いと。
笑福亭一門に京都在住の噺家さんが皆無であった訳ではない。
にも係わらず、そういった京の色合いが薄いとの事だそうな。
 
米二さんは京都にお住まいだ。
京の雰囲気を味わうにはもってこいの落語家さんである。
 
「触り(さわり)という言葉がある。
現在では、楽曲で言うイントロや歌い始めの部分を「触り」と表現する場合が多い。
本来は、話の中心の処や肝腎な部分を意味する。
 
落語にはそんな言葉が本来の意味で現役にて使われている。
「つる」には、その「触り」がでてくる件がある。
 
二乗さんはお上手になられたように思う。
これからの可能性・未来が大いにある、この年数の落語家さんにそのような表現を使うのは、却って失礼かもしれないが。
 
吉弥さんも良い。
あえて書く必要はないか。
 

  • 桂二乗    「つる」
  • 桂米二    「始末の極意」
  • 桂吉弥    「餅つき」
  • 桂米二    「骨つり」