『第四回 お笑いまん我道場 大阪編』に行く。
 
雀五郎さん、相変わらずまくらがなくいきなり噺を始める。
そっけないが、これもまた良し。
以前まくら付きの噺を聴いたことがあるが、また聴いてみたいものだ。
たこ揚げの場では、「いか・いかのぼし」と表現している。
最近聴く「初天神」は「たこ」が一般的だ。
どなたにネタをつけてもらったのだろうか。
 
まん我さんは「初天神」を受けて、最近正月に凧揚げの風景を見ないとの話をされていた。
その事情はどうなんだろうか。
以前は正月になると、関西電力が電線に気をつけての凧揚げを促すコマーシャルをよく流していたものだが。
この頃は見かけない。
自分が見ないからといって、無いとは断言できないけれども。
 
まん我さん、「桜の宮」の途中つっかえてしまう。
楽屋から助けの声がかかる。
一瞬はらはらどきどき。
こういったアクシデントも生の楽しみ。
失敗を喜ぶのではなく、会場に漂う「頑張れ」の空気が良い。
 
一琴さんの「片棒」、少し前に聴いた雀松さんの「片棒」を思い出しながら比べてみる。
赤螺屋吝兵衛(あかにしやけちべえ)って結構凄いネーミングであるなと思う。
 

  • 桂雀五郎    「初天神
  • 桂まん我    「おごろもち盗人」
  • 柳家一琴    「片棒」
  • 桂まん我    「桜の宮」