判定用プレート

 
『"米"と"松"若手落語家交流戦2006春の陣』に行く。
 
以前、三回連続して行われた『"米"と"松"若手落語家交流戦』の新シリーズ。
前は交流戦とはいっても、特に勝ち負けは決めていなかった。
あえて言えば、観客それぞれの心のなかに結果があったのかもしれないが。
今回からは、勝敗をお客さんの投票によって決定するようになった。
 
入場の際に、チラシなどと共に樹脂製の円形のプレートが配られた。
赤と白が裏表になっている。
会の最後に、米朝事務所が勝ちと判定すれば赤側を高座に向け、松竹芸能の勝利と判断ならば白の面をステージに宛てる。
そういった段取りだ。
 
なんか、こういったアイテムを持って、劇場のシートに座ると何かしたくなる。
赤の面を上に向け、穴に指を入れて回してみる。
「ヒューーーマーーーーン!」とか、心の中で叫んでみる。
 
最初にポルトポルズのお二人が登場し、説明をされた。
前座で高座に上がったのは鉄瓶さん。
松竹芸能所属ではあるが、今回の勝負には参加しない態である。
 
喬若さんはまくらでMBCの話をされた。
MBCとは「モノマネ・ベースボール・クラブ」の略で、「狩人30周年コンサート&プロ野球OB夢の球宴」に登場したそうだ。
プリティ長嶋さんのブログに記載がある。
 
大仰な身振りの面白い歌々志さんの「壺算」、楽しい。
 
右喬さんは、噺よりまくらの方が面白かった。
うーん。
 
吉弥さんの「崇徳院」も善い。
 
お終いに、ポルトポルズのお二人と喬若さん、右喬さん、歌々志さん、吉弥さんの出演者の皆さんがお出座し。
会場の客のどちらが勝ったのか尋ねる。
 
赤の方が優勢。
今回は米朝事務所の勝ちとなった。
 
また、秋に開かれるらしい。
次回も期待。