春風亭昇太独演会〜オレスタイル〜 vol.6』に行く。
 
これまでのHEP HALLから、会場をワッハホールに移した『オレスタイル』。
結構な入り。
補助席も設けられ、立ち見券も販売された。
 
最初に、お馴染みの携帯電話撲滅キャンペーンの映像作品が流された。
携帯電話の電源を切るようにとのお願いを、笑いにくるむ工夫が気持ちいい。
今回のゲストは、講談界の人間国宝一龍斎貞水先生であった。
春風亭柳昇師匠も映像で登場。
 
会場が変わったということで、客筋を見極めるためかまくらを長めに演じておられた。
演芸会の人間国宝東西に一人ずつ説、どうなんでしょう、本当のところ。
 
一席目は「青菜」。
鯉の洗鱠を、まるで餌付けのように使う植木屋さんの仕草が大変可笑しい。
 
一席目の後、舞台の上で生着替え。
これもお馴染みか。
 
二席目は新作の「遠い記憶」。
登場人物の、野球に詳しいの証拠としての主張、「オリックスの選手が五人言える」が面白い。
「工場でボールペン作ってる」のあたりのくすぐりが最高。
 
三席目は「不動坊火焔」。
上方噺では同じく講釈師の軽田道斎を幽霊役に担ぎ出すが、こちらでは幽太*1を呼んでくるのが大きな違いか。
季節がハッキリしないのもそうか。
 
今後、関西でも会を増やされる予定があるようで、なにより。
 

*1:寄席で演じられる怪談噺において、幽霊の役を勤める前座の噺家の事