頂いた団扇

 
『第13回 つるはしを飛ぶ都んぼ』に行く。
 
出足が鈍かったが、なんのなんの、膝送りが必要になるくらいの入りであった。
ある親子連れの方、前回もみえていた。
都んぼさんのファンであるようだ。
 
そうばさんは「子ほめ」。
舞台度胸は充分。
まだまだ堅さがあるのは仕方がないとして、本当に微妙なちぐはぐさが残念な処。
細やかな部分が気になるのは、大まかな全体は悪くないという事の裏返し。
今後の期待株。(相場的な意味で)
 
都んぼさんの一席目は「向う付け」。
主人公の喜六が本当に好人物に感じられる。
他の人の名前を書かされる浪花屋徳三の件に出てきた「丸岡」さんって、さん都さんの本名?
 
お次は吉坊さん。
文化庁主催の『本物の舞台芸術体験授業』で、落語部門の巡業に行かれた際の話しをまくらで披露された。
結構ハードな日程だったようで。
 
都んぼさんの二席目は「相撲場風景」。
勢いのある話しぶりが、噺の中の見物客の活気を感じさせる。
 
受付の際に団扇を頂いた。
トンボの柄であった。
都んぼさんの着物もトンボの図柄があしらわれた洒落たもの。
 
今日は短髪な御三人の会であった。