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『神戸らくごビレッジ〜その28〜』に行く。
開演前に、吉の丞さんが会場を出入りするのを見る。
階段の昇りも下りも跳ばしての移動。
その様子を評して、さすが元鳶職との声が開場待ちの客の間からでる。
吉の丞さんは「煮売屋」。
芸歴の短さに反して、安心して噺を聴く事の出来る希有な才能の噺家さん。
吉弥さんは「肝つぶし」。
4月のネタおろしの際と比べてかなりこなれてきたように感じる。
雀松さんは「近日息子」。
言い間違いの指摘の繰り返しの部分が、大変楽しい。
九雀さんは「こぶ弁慶」。
九ヶ月ぶりに聴く九雀さんの「こぶ弁慶」、「食後のおやつに源氏パイ」のくすぐりが可笑しい。
オチも良い感じ。
完全に死語となった言葉での地口は、鑑賞するに難しいものであるし。