『第1回 雀三郎十八番』四日目

 
『第六次 雀三郎みなみ亭 第1回 雀三郎十八番』に行く。
 
この会は四日続けて行くことが出来たが、あと二日分は拝見出来ない。
残念。
 
雀太さんは「時うどん」。
清八の利発さが目立つので、喜六との対比が冴える。
 
雀三郎さんの一席目は「遊山船」。
振り袖と南京豆の件が大好きだ。
しつこいくらいの遣り取りが可笑しさを誘う。
 
花丸さんは「狸の鯉」。
ポピュラーな「狸賽」に比べて演じられることの少ない噺。
こちらも可笑しい噺なのだけれど。
 
雀三郎さんの二席目は「皿屋敷」。
最近は端折られることの多い、旅先で恥をかいた導入部から演じられた。
見物が増えた後の、お菊さんの臭さが、本当にらしくて良い。
 
雀三郎さんの三席目は「軒付け」。
三味線の仕草に注目して観る。