『銀瓶・つく枝 二人会』

 
『繁昌亭夜席〜銀瓶・つく枝 二人会〜』
 
生まれ年は同じだけれど、入門年度の違うお二人。
それぞれ、『はやかぶの会』と『ラクゴリラ』で活躍されている。
今日は、そんな銀瓶さんとつく枝さんの二人会。
 
最初に銀瓶さんとつく枝さんの対談。
 
銀瓶さんの一席目は「七段目」。
若旦那っぷりが良い。
 
つく枝さんの一席目は「食通夜」。
食べる仕草が特盛りつゆだく。
「時うどん」を聴くとうどんが食べたくなる。
つく枝さんの「食通夜」は、聴いているだけで満腹になったかのように錯覚してしまう。
ごちそうさまでした。
 
つく枝さんの二席目は「七度狐」。
こちらも食べる様子が心楽しい。
 
銀瓶さんの二席目は「どうらんの幸助」。
割木屋の親っさんの、愚直なまでのまっすぐさが微笑ましい。
 
お茶子さんが、高座返しの際、座布団を取り替えた。
通常は演者が変わる度、裏返すのだが、この会ではその都度別の座布団に交換された。
つく枝さんは紫の厚めの座布団。
銀瓶さんは、白と桃色の座布団(その二枚は最初の対談時に使用)を一席ずつ用いた。
洒落ている。
 
銀瓶さんの高座が終わり、緞帳が下りる折、つく枝さんも挨拶に登場。
下りゆく緞帳の隙間から、お二人がフォークダンスのように踊る様子を垣間見る。
サービス精神が有り難い。
 

  • 銀瓶 つく枝     対談
  • 笑福亭銀瓶    「七段目」
  • 桂つく枝       「食通夜」(作:小佐田定雄)
  • 桂つく枝       「七度狐」
  • 笑福亭銀瓶    「どうらんの幸助」